5・10日アノマリー
ドル円については,日本の商習慣で5・10日アノマリーがあったりします。
日本の輸出企業は為替市場が変動相場制に移行した後,80年代・90年代と急激な円高によって輸出企業は非常に業績的に苦しんだので,ドルを円に換える場合には為替予約を行うようになったのですが,輸入企業は為替差益で儲かった経緯・経験が影響していて,あまり為替予約は行わずこの5・10日の仲値(午前10時のドル円レート)でドルを買うことが多いそうです。
このため,東京市場の仲値取引ではドル買い需要の方が多くなるわけですが,銀行のディーラーも仲値前にその日の仲値よりも低いレートでドルを買っておけば,仲値後に顧客に対してドルを売る際に手数料だけでなく為替差益も得られるので,自然と仲値前のドル買いに拍車がかかります。
ドル買い傾向が強いときは午前8:00-9:00ぐらいからドルが上昇し始め,9:20-9:25から仲値取引モードに突入し買い気配が強まります。9:30-9:40までが仲値に向けた本格的な押し上げ時間となり,9:45-9:55までが最後の押し上げとドルを買っていた向きの手仕舞い勢力との力が拮抗する状態になり,9:55に仲値のレートが決められ,仲値が発表された10:00以降は通常の相場の値動きに戻っていきます。
このアノマリーが強烈な場合は,5・10日にドル円が上がりますので,ポンド円もその影響を受けるだろうと思われ,昨晩のポンド円のショートは裁量的にはやらないだろうなと思ったのはそのせいです。
日本の輸出企業は為替市場が変動相場制に移行した後,80年代・90年代と急激な円高によって輸出企業は非常に業績的に苦しんだので,ドルを円に換える場合には為替予約を行うようになったのですが,輸入企業は為替差益で儲かった経緯・経験が影響していて,あまり為替予約は行わずこの5・10日の仲値(午前10時のドル円レート)でドルを買うことが多いそうです。
このため,東京市場の仲値取引ではドル買い需要の方が多くなるわけですが,銀行のディーラーも仲値前にその日の仲値よりも低いレートでドルを買っておけば,仲値後に顧客に対してドルを売る際に手数料だけでなく為替差益も得られるので,自然と仲値前のドル買いに拍車がかかります。
ドル買い傾向が強いときは午前8:00-9:00ぐらいからドルが上昇し始め,9:20-9:25から仲値取引モードに突入し買い気配が強まります。9:30-9:40までが仲値に向けた本格的な押し上げ時間となり,9:45-9:55までが最後の押し上げとドルを買っていた向きの手仕舞い勢力との力が拮抗する状態になり,9:55に仲値のレートが決められ,仲値が発表された10:00以降は通常の相場の値動きに戻っていきます。
このアノマリーが強烈な場合は,5・10日にドル円が上がりますので,ポンド円もその影響を受けるだろうと思われ,昨晩のポンド円のショートは裁量的にはやらないだろうなと思ったのはそのせいです。
コメント
なお,システムトレード的にはこのアノマリーを考慮して取引しても特段の有利な成績が得られてはいません。前日夜に経済指標の発表があったかどうかなどを考慮しないと,このアノマリーによるドル円の上昇は相殺されてしまうようです。
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